中央学区は大津港を中心に水運の要所として栄えた商人の町・大津百町の名残をとどめ、東海道五十三次の宿場町、官公庁・事業所・銀行・商店街を有した行政・経済の中心地として栄えてきたところです。この地区に伝わる豪華絢爛の国指定重要無形民俗文化財の大津祭曳山行事は、400年の歴史を誇る湖国三大祭の一つとして知られています。学区世帯数3024世帯、人口6138人、その内65歳以上の人口比は約27%(H30年12月現在)と少子、高齢化が進んできています。近年、学区内にマンションの建設が進み、学区内住民全世帯数の約4割をマンション世帯が占めるようになり、徐々に若い世代の増加、入れ替え現象がみられるようになってきました。しかし、その反面、従来の旧大津百町の町家を基盤として組織され、運営されてきた自治会においては、高齢化と住人の流出による過疎化現象が進行しつつあるのが現状です。
(写真:大津祭風景)
少子高齢化に伴って自治会の弱体化が加速し、近隣の住民同士のコミュニケーションの機会が減り、住人の孤立化が懸念され、見守り、声かけ、支えあいがより重要な課題となっています。このための 対策として自治会の見守りマップの作成、いのちのバトンの配備、孤立自治会活性化対策として自治会単位のサロンの強化と同時に学区全体を対象とする広域ふれあいサロン「和」の創設・助成事業の推進に力を入れています。また、社協および自治連傘下の団体の子育て事業の企画・支援、子供の居場所作りを目的とした寺子屋の開設、さらに老齢(独居)家庭の防犯・防災対策のための強化事業などに取り組んでます。
1.福祉のまちづくり講座を年4回開催(テーマ:老齢者福祉、健康増進、子育て、防犯・防災、人権等)、
2.先進地見学・研修会を年1回開催、
3.高齢者祝賀・ふれあい行事「長寿のつどい」の開催、
4.学区を対象とした社協運営の「広域ふれあいサロン「和」」の開設・運営、自治会単位あるいは学区民企画のサロン運営への
……..支援・助成
5.「ふれあい給食サービス」の実施、
6.子育て支援事業としてのおもちゃライブラリー「めだか」の開設、運営、
7.小・中学生の夏休み・冬休み休暇中の学習支援・居場所つくりを目的とした「寺子屋」事業の開設、運営、
8.平和のつどい(小学6年生対象の平和を考える学習会、中央学区戦没者追悼会など)の開催、
9.広報誌「社協・ちゅうおう」の発行、
10.学区内諸団体合同企画(夏まつり、さよならのつどい、クリスマス会、もちつき大会、凧揚げ大会など)の共催、
…………合同研修会への参加、
11.龍谷大学学生ボランティア(エンパワーネット)とのコラボレーション(地域活性化事業)など
12.共同募金・歳末助合い募金事業への参画