当学区は、大津市の最東部に位置し、従来より地域開発が進んでいないため、豊かな自 然環境、緑(農)地帯が存在し住みやすさ満足度は大津一。特に近江米の中でも「田上米」の生産地として、また畑の鮒ずしと呼ばれる菜の花の「黄金漬け」が、当上田上地域の特産品として有名である。
自治会(集落)は8自治会で構成され、人口は819世帯、1,902人と少子高齢化の進展は著しいものがあり、典型的な旧来型社会を形成する学区であるが、人情味豊かで各種団体等の活動により小地域ネットワークが機能している。また2~3世代が同居する家族も多くひとり暮らし老人は、人口に比して比較的少ないのが地域の特徴である。
学区・地域の現状と特性(少子高齢化の増大や集落の分散等)から、地域福祉に対する ニーズの幅の広さに苦慮しているところであるが、各集落(自治会)において地域福祉 の原点である「近所同士の声かけ、支え合い」といった事が、従来から行われ今日も続いている。
社協活動については、民生児童委員との協働による部分が大半占めているのが実態である。地域住民に対しては、社会福祉・地域福祉の重要性や福祉活動への参加協力について、理解を求め啓発に力を入れながら、民児協委員をはじめ関係諸団体と協働連携して取り組んでおり、特に少子高齢化が急速に進む中で、地域の特性を生かした安全安心の地域社会づくり、とりわけ高齢者が健やかに暮らせるまちづくりを目指した 活動を推進している。